プラス不妊治療

月経について

月経周期や生理の仕組み

妊娠の準備をしている過程で起こる月経は、脳を交えてとても複雑に連動しています。きちんと連動しなくなると、無月経や無排卵等不妊の原因となってしまいますし、何か疾患が起こって連動しなくなっているのかもしれません。
自分の体で起こっている事、パートナーの体で起こっている事ちゃんと理解しておきたいですよね。


子宮と卵巣の複雑な仕組み

月経は、その前段階で起こる排卵で排出された卵子が受精も着床もせず一定期間過ぎてしまうと起こります。
同時に卵巣でも次の妊娠に備えて新しい卵胞を育て始めます。卵胞は育成されながら卵胞ホルモンを分泌し、この刺激を受けて、月経が終わった子宮では新しい内膜を増殖させます。
卵胞が成熟し卵巣で排卵の前兆があれば、子宮頸管では粘液を大量に分泌して精子を通りやすくし、子宮内腔ではさらに加速して子宮内膜を育て、受精後の着床に備えます。
かなり複雑ですね・・・。それではそれぞれの仕組みをみてみましょう!

月経の仕組み

生理が起こる仕組み

子宮では、妊娠する準備として毎月子宮の壁が新しく作りかえられています。新しく作りかえるということは、毎月古くなった壁がはがされているということです。この古くなった壁は経血と一緒に体外へ排出されます。これが月経、つまり生理でこの時感じる傷みが月経痛です。
子宮内膜に受精卵が着床すると分泌されるホルモンが、一定期間内に脳に送られなければ、妊娠はなかったと脳が判断します。すると脳は、卵巣と子宮に次の妊娠の為の準備に移るように指示を出すホルモンを分泌させ、子宮では生理が起こります。

子宮の周期が月経周期

月経は26〜30日に1回のペースで周期的に繰り返されています。4〜8日の個人差はありますが、この範囲なら正常な月経周期だとされています。

出血期

月経周期4〜5日目

分泌期のあと月経周期4〜5日目では古い壁を剥がし一番薄い基底部を残しただけの状態になります。


増殖期

月経周期 5〜14日目

月経周期 5〜14日目は増殖期と呼ばれ、排卵までゆっくりと内膜が増殖します。


分泌期

15日目〜

15日目〜の排卵後は、卵巣の黄体ホルモンの刺激を受けて急速に内膜を増殖させ着床しやすいように最終調整を行い受精卵の到着を待つ分泌期となります。


月経周期(子宮周期)における体内の働き

新しい子宮の壁が作られる”増殖期”

月経後の子宮の壁は基底層のみで1mm程度の薄い状態になっています。この薄い部分を分厚くしていくのが増殖期です。
増殖期は月経周期で数えて5〜15日の期間で、卵巣周期でみると卵胞期にあたります。
卵胞期に成長している卵胞からのホルモン刺激を受けて子宮内膜の毛細血管が発達して充血します。この期間に子宮内膜は3〜4mmまで分厚くなっていきます。

子宮内を整える最終段階”分泌期”

増殖期終盤に卵巣ではLHサージが始まり、排卵が起こります。
排卵後に発生する黄体ホルモンの影響を受けて、子宮内膜はますます厚みを増し、体温も高くなります。
この期間が月経周期で数えると15〜30日の間で、卵巣周期で言うと黄体期にあたります。
この時期に子宮では、卵管で受精するであろう受精卵が、着床しやすい環境を整えているのです。

古い内膜を排出する”出血期”

排卵された卵子が受精・着床せずに黄体が対抗すると、子宮では次の妊娠に備えて分厚くした子宮内膜をはがして血液とともに排出します。
これは月経周期で数えて30〜4日目頃の間で、卵巣周期では卵黄期の終盤から月経期にあたります。
月経が起きている間は黄体ホルモン・卵胞ホルモンは減少していますが、卵胞刺激ホルモンは少しずつ増加していきます。