排卵について

排卵周期や卵子放出のメカニズム

女性の体では、一定の周期で月経と排卵が繰り返されています。
これは、季節交配をせず繁殖期を持たない私達に見られる独特のメカニズムといえます。
受精卵のためのベッドを作る月経周期と卵子との成長・排卵の周期は、お互いの分泌するホルモン物質が作用しあって成り立っています。そのため、卵巣だけ正常でも月経周期だけ正常でもダメなんです。
また、排卵はとても大変な作業ですから、体調や状態によって正常に行われなくなる事だって少なくありません。
「赤ちゃんが欲しい!」と思ったら自分の排卵周期や健康状態をチェックしてみましょう。


排卵の仕組み

卵子が放出されるメカニズム

卵巣内には胎児の段階から卵子の元となる原始卵胞が大量に準備されています。
初潮が始まると、毎月この原始卵胞のいくつかが脳内の卵胞刺激ホルモンの影響を受けて成長し、成熟すると排卵刺激ホルモンの影響を受けて卵巣から卵胞の殻を破って卵子だけが腹腔内に飛び出します。
卵巣と受精の場である卵管はつながっているわけではないので、排卵された卵子は卵管の先端部分が拾い上げることで卵管内を進むことができます。これはピックアップと呼ばれています。

卵巣の時期

卵巣周期の変化は、一般的に「月経周期○日目」と表現され、月経周期と合わせてわかるようになっています。

卵胞期

月経周期:おおよそ〜12日目頃

月経周期12日目頃までの期間で原始卵胞が分裂して成長している期間です。


排卵

月経周期:おおよそ12〜16日目頃

月経周期12〜 16日目頃、LHサージの12〜48時間時後に左右どちらかの卵巣から1つだけ卵子が排出されます。


黄体期

月経周期:おおよそ14日目頃〜

黄体が形成されている期間にはほぼ個人差がなく、14日間というデータがあります。そのため、排卵日を予測するのに、次の月経開始予定日からさかのぼる計算方法もあります。


排卵周期(卵巣周期)における体内の働き

卵子の元が成熟する「卵胞期」

卵巣の中で眠っていた原始卵胞が発育・成熟していく期間です。
卵巣内にある数万個の原始卵胞は、月経が終わると脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)、卵胞ホルモンの刺激を受けて二次卵胞・三次卵胞へと成熟していきます。
卵胞期に発育している卵胞は、卵胞ホルモンを分泌しています。
分泌量がピークになる月経12日頃になると、視床下部にある性中枢とLH放出中枢を刺激します。そのため、性欲が増したり、頸管粘液の分泌量が増加しておりものが増えることがあります。

卵子がでてくる「卵胞期」

成長した卵胞から分泌される卵胞ホルモンがピークになった後、24〜48時間後に脳下垂体からLHが大量に分泌されるLHサージが始まります。
LHサージがおこることで、成長していた卵胞のうちの一つだけが大量に分泌されたLHの刺激を受けて急速に成熟します。
成熟した卵胞の壁は薄くなり、LHサージが始まってから約15〜24時間後に中から卵子だけが腹腔内に飛び出し「排卵」となります。
排出された卵子はおよそ24時間の間受精能力を保っていますが、受精しなかった卵子は月経時に体外へ排出されます。

妊娠を維持するための「黄体期」

卵子が飛び出した後の卵胞は24〜96時間の間に黄色く大きな「黄体」となります。
黄体は月経周期で数えて20日目頃ピークの大きさになり、妊娠を維持する為の黄体ホルモンと卵胞ホルモンを分泌して卵管・子宮を刺激し、受精卵に必要な栄養や子宮内膜を分厚くする等の環境を整えます。
受精卵が着床しなかった場合は、その約14日後に退行して黄体ホルモンの分泌も減少、月経がおこり卵胞期に戻るサイクルが1カ月の卵巣周期です。妊娠した場合には黄体は「妊娠黄体」となり妊娠末期まで妊娠状態を維持し続けます。

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