男性の体の仕組み

精嚢腺・前立腺・陰茎・睾丸の働きと特徴

こどもが欲しいと思っているのは女性ばかりではありません。子供を作る為には、男性と女性がお互い協力しあう必要があるのは当然のことですが、妊娠や出産というと女性のイメージばかりが強くなっています。
男性の生殖器官やその仕組みもかなり複雑なメカニズムになっています。
妊娠しやすい精子を作り送り出す為にもきちんと知っておきたいことですよね。


睾丸

臓器の特徴

睾丸は精巣と呼ばれるものと、精巣上体などの副睾丸に分かれています。これらは男性生殖器のもっとも重要な部分で、陰嚢と呼ばれる伸縮性のある袋の中に納まって、身体の左右外側にぶら下がっています。
これは精子を体温より低い温度で保つために、常に熱を放射できるようになっているからです。精巣の中には、とても細い精細管がぎっしり詰まっていて、は副睾丸や精管へ繋がっています。
この睾丸が陰嚢の中へ降りず、体内に停留している停留睾丸や発育不全などがある場合、不妊の原因となることがあります。

働き

睾丸に詰まっている精細管では、男性ホルモンが分泌されており、この中を精子の元となる精粗細胞が移動しながら成熟しています。1つの精粗細胞が成熟した精子になるまでには、およそ74日かかります。
しかし、精巣の中で成熟した精子にはまだ受精するための能力がありません。
そのため、精巣から副睾丸へ送られ、精巣上体の中でさらに運動する為の栄養や運動能力、受精能力などを身につけてようやく一人前の精子になります。
また、副睾丸には次々と作られている精子の中で余った分を貯蓄しておく役割りもあります。

精嚢腺・前立腺

臓器の特徴

睾丸から膀胱の上をぐるっと回って尿道へと繋がっているのが精管で、この精管によって精子は精嚢腺・前立腺と運ばれます。精嚢腺は、膀胱より身体の内側で左右の精管途中にある小さな袋です。下部は精管と同化して射精管へ繋がっています。そのため、ここで炎症が起きたり腫脹ができると問題となります。
さらに精嚢腺の下にあるのが前立腺です。尿道を囲むように突いている栗位の大きさの臓器で外腺と内腺にわかれています。内腺では前立腺肥大が起こりやすく不妊の原因となることがあります。

働き

副睾丸で受精能力を身につけた成熟した精子と分泌物などは精管を通って精嚢腺に運ばれます。精嚢腺では、精子に栄養分を含んだ粘り気のある精嚢腺液が混ぜられます。この精嚢腺液は精子が運動するために必要な沢山のエネルギーを与え、さらに精子を保護する役割りがあります。さらに、射精の直前には前立腺から分泌される前立腺液が加わります。
前立腺液は精管から送られてきた精子と分泌物の濃度を調整したり、精子の活動を活発化させる刺激を与えたりする働きがあります。

陰茎

臓器の特徴

ペニスと呼ばれる男性の性交器で、尿道が通っている器官です。左右の睾丸で作られ運ばれてきた精子と分泌物は尿道で一緒になり、1本の尿道管から射精されます。尿道の周りを取り囲む尿道海綿体とその後ろに大きな2つの陰茎海綿体があります。
この海綿体、普段は柔らかいのですが、興奮や刺激によって大量の血液が送り込まれると、陰茎自体が拡張し硬くなります。しかし、海綿体へ十分に血液が送られなかったり、刺激を与えても勃起することができないと交渉や射精が難しくなります。

働き

女性の体内へ精子を送り込み射精をするための生殖器官ですが、排尿を行う通路としての役割りもあります。
性交渉を行うなど、性的興奮や刺激によって海綿体に血液が大量に送り込まれて勃起します。勃起することによって女性の体内では子宮により近い位置へ精子を送り込むことができます。
しかし、排尿器官でもあるため、性的興奮以外でも尿が溜まった膀胱が刺激となって排尿時に勃起する事もあります。

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