心因性不妊検査

病院での性格テスト・心理テストの検査と目的

“不妊”という問題は、とてもデリケートで、周囲から言われることや聞かれることが本人たちにとってはとても大きなプレッシャーになっている事も多いのです。
また、お互いが協力するべき子供を望むカップル同士でも、お互いの考えや気持ちがすれ違ってしまい、精神的な負担が大きくなってしまうことも多いのです。
そのため、不妊治療を始める前にお互いの性格や子供に関する考え方を改めて確認したり、医師に知っておいてもらうというのは大切なことなのです。


心因性不妊検査とは

検査の目的

不妊は生殖器の機能や形状の異常やホルモン物質の分泌等、身体的な問題点が原因となりますが、それらの問題点を引き起こしているのが精神的な問題であることも多いんです。
治療や検査を受けるなかでも、気持ちが変わったり不安が大きくなる事は沢山あります。
身体的な治療を受けているつもりが、精神的な負担を増やし、さらなる不妊の原因がふえてしまっては意味がありません。
他の検査とは違い、定期的なカウンセリングという意味で心因性の不妊検査はとても重要な役割を持っています。

心因で引き起こる不妊に関わる異常

  • 無排卵
  • 無月経
  • ED(勃起不全)
  • 膣・卵管痙攣
  • 神経性摂食障害
  • 機能性出血
  • 不感症・冷感症
  • 造精障害
  • 射精困難
  • PMS(月経前緊張症)
  • 濃精液症
  • 精子・卵子の質の低下

性格テスト

ストレスをためやすい、傷つきやすい、ショックを受けやすい、など、比較的繊細な性格の人は、精神面の変化が身体的に表れやすいといわれています。そのため、さらなる不妊要因を増やさないように、初めの問診とともに行われることもある検査です。

検査内容と判定方法

エコグラム診断等の性格分析検査では、いくつかの質問に「はい」「いいえ」「どちらともいえない」の3つから当てはまるものを選んでいきます。
判定は、CP(批判的な親の心)・NP(養育的な親の心)・A(大人の心)・FC(自由な子供の心)・AC(順応した子供の心)のバランスをみます。
友人や本人の評価とは違った性格診断が出る事もありまし、行う時の状態によっても診断結果は変化します。
真剣に受け止めすぎず、参考とするようにしましょう。

ポイント

内向的だったりネガティブになりやすい傾向が強くみられる場合には、カウンセリングの回数を増やしたり、安心できるような説明をしっかり行うなどのフォローをするように心がけます。
また、実はとても悩みやすい性格なのに、一見ポジティブな性格に見える人だと解った場合、自分では気が付かないうちにかなりのストレスがたまっている可能性もあります。信頼できる医者・友人・カウンセラーを見つけておくことも大切です。

心理テスト

治療や検査を進める上で、その時の心理状態は精子や卵子の状態とも深いかかわりがあります。そのため、治療の節目やステップアップの時に行われることが多い検査です。また、 不妊に対する考え方、社会的な通念について、どのような受け止め方やイメージを持っているか、といったことがわかる場合もあります。

検査内容

沢山の色の中から、その時の自分に合ったものを選ぶカラーセラピー診断は、自分の選んだ色の組み合わせからその時の心理状態を判断することができます。
1つのグループ内からその時に選びたいと思った色を選んで進めていく方法や、数種類の色のついた液体を入れた瓶から好きな色の組み合わせを選んでいくタイプ等があります。
また、同じように自分の好みの香りを選ぶ、といった診断方法もあります。

判定・ポイント

心理テストは、毎日行っても同じ結果が出るとは限りませんし、心理状態が変化すれば数時間で変化する事もあります。
あまり頻繁に同じテストを行うと、判定結果を覚えてしまいますので違うテストを取り入れたり期間をあけて行うのがよいでしょう。


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