超音波検査

経腹法/経膣法などのエコー検査

超音波を使った不妊検査では、様々な事を知ることができます。
体にかかる負担も少ないことから、今や超音波検査は不妊治療には欠かすことのできない技術といえます。
子宮や卵巣内で起こりやすい腫瘍や嚢胞、筋腫、形状異常、奇形、多嚢胞性卵巣など、不妊の原因になりやすい疾患や生殖器官の異常について、一般検査で解らなかった部分を解明する為に行われます。その他にも卵胞の発育状態や形なども調べる事ができます。
このエコー検査は、不妊検査だけでなく妊娠した際には胎児の状態をみる検査でも使われます。


経腹法

腹部の上から機械をあてて、反射する画像からおなかの中の様子を調べます。広範囲を短時間でみる事ができるのが特徴です。また、プロープから子宮までの距離があるため、子宮の状態を鮮明にみる事が難しい場合がありますが、体内に刺激を与える事が少ないというメリットがあります。

検査方法

事前に水分をできるだけ多く摂取して膀胱の中いっぱいに水分をためます。約1時間〜30分前までには1.5〜2Lの水を飲んでおくように指示されます。膀胱内に水分が充満していることで、広い範囲を確認できるようになりますので、検査前にトイレへ行きたくなっても我慢してください。
検査が始まると、プローペと呼ばれる端子の先端にジェルを塗り、腹部に当てて超音波断層画像をみながら診断を行います。

検査でわかる事・ポイント

排卵予定日に排卵が起こっているかどうかを確認する場合や、妊娠した場合には胚や胎児の発育状態をみる為にもエコーが行われます。
エコーで排卵日の特定を行う場合には、卵胞の発育状態をみます。卵胞の一部に突起がある状態になっていると排卵が近いという事が解ります。
また、チョコレート嚢胞等の異常がある場合には、卵巣が通常より大きく腫れている様子が画像で確認されます。

経膣法

棒状のプロープを膣口から挿入し、内側から子宮・卵巣・卵管の状態を確認する事が出来ます。プロープが子宮に近い為、かなり鮮明な画像で確認・診断する事が出来るのが特徴です。

検査方法

事前に膀胱に溜まっている水分を排出しておく必要があるため、水分摂取は控えめにして排尿しておきます。膣口に潤滑用のジェルなどを塗り、プロープを挿入します。内側からの超音波断層画面をテレビモニターで確認しながら異常のある場所や卵胞の様子などを確認します。
挿入の内には異物感がありますが、力を抜いてリラックスしておきましょう。短時間で終わりますが、検査後は水分補給をしっかり行ってください。

検査でわかる事・ポイント

一般検査で卵管癒着や排卵障害などが確認されている場合には、問題のある場所をより詳しく調べる事ができます。
例えば、子宮筋腫がある場合には、エコーの状態が高くなって表れているのがわかりますし、多嚢胞性卵巣の場合には、いくつも連なってチェーン状になっている画像が確認できます。
超音波診断では、検査を受けながら医師と一緒にテレビモニターで断層画面をみる事が出来る場合もあります。


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